国籍
ブラジル人
在日22年となるビジュアルアーティスト、写真家のタチアーネ・前地は、記憶、物質、イメージの織りなす狭間に、最も内密な表現を追求しています。
幼少の頃より、写真は彼女にとって記憶を再解釈する手段であり、母の編み物や祖母(バチャン)の裁縫のテクスチャーから影響を受けてきました。ブラジル北東部への幼少期の旅は、彼女の作品に幾重もの感性を加えています。日常から生まれる彼女の人物像は、記憶の領域に存在します。作品「インテルージオ」において、タチアーネは私たちを、立ち止まった瞬間の詩情を体験するよう誘い、時間と沈黙が織りなす繊細な空間を創造し、人生の儚さについて深く考えさせます。
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